涓々窯(けんけんよう KENKENYOO)|ブライダルギフト・カタログギフトに杉山陶房のオリジナル陶器


「陶器について」
陶器は磁器とは違い生地も釉薬もキメが粗いため、
長時間水を入れたままにしておくと水がじんわり染み出ることがございます。
ですがご使用いただくうちに染み出なくなってまいります。


また洗った後はカビなどの原因になりますのでよく乾かしてからおしまいください。

以下に詳しく書いています。
2022/7/1
陶器の良品不良品
「ピンホール」

釉薬のかかった器には、針でつついたような小さな穴やへこみがございます。これは釉薬をかけた際に、生地についた有機物が焼かれ小さなへこみとなって現れる現象です。
当店では良品として扱っております。

「貫入について」

陶器の焼成後冷ます過程で生まれるもの。土と釉薬との収縮率の違いでうまれる薄い筋のことで釉薬の内側に入ります。器の表情としてお楽しみください。使用には問題ありません。

「裏面の色むら」

焼成前の器に釉薬をかけるのですが、釉薬の入った容器から引き上げた際に釉液の流れによってどうしてもできてしまう色むらです。しかしながらこの色むらには大小があり、どの器を取っても違います。
こちらも手仕事ならではの器の表情として受け取っていただけましたら幸いです。

「表面の「爪痕」という色むら・線」

表面の色むら・線は、焼成前の器に釉薬をかける際、爪のついたハサミ形状の器具で掴んで釉薬が入った容器に漬けます。そして引き上げた時に爪から滴った釉薬の痕が残ったまま焼成したものです。小さな黒ずみ、少しの色むらは良品として扱っております。
しかし大きな線については裏面とは違い処置をしてから焼成することになっており弊社ではこれを良品とはいたしておりません。


食卓に世界で一つのkenkenyooの器という花をそえてお楽しみくださいませ。


届きました器について気になる場合は気軽にお問い合わせください。
2017/00/00
ターコイズブルーの器
土物の陶器は磁器と比べて生地も釉薬もキメが粗く
使い込むほどに変色していきます。
「育てる器」とも呼ばれ、それが愛着として好まれています。

中でも
ターコイズブルーの器は油分をとても吸収しやすく、
いきなり油物を置くとシミのような跡が残ったりします。
ですので最初から油物を置くことはせず、
煮物や果物などから置くことをお勧めいたします。

また、料理を盛りつける際に水に通して(つけて)から食材をおくと色移りも少ないようです。

もし可能であれば米のとぎ汁で浸け置く「目止め」なども行っていただくこともお勧めいたします
それから徐々に炒め物などを置いてみてください。

そうするとどんどん色が落ち着いてきて陶器では見たこともないような
宇宙的な雰囲気が加わりとても深いターコイズブルーに変化いたします。

陶器は磁器とは違い器を育ててまいります
「育てる器」としてこのような変化もお楽しみいただけたらと思います。


陶器を購入されましたら
1:「目止め」

陶器は末永くご使用いただくためにはまず「目止め」という作業
を行います。「目止め」は米のとぎ汁か小麦粉を水に溶かしたものを
入れてお湯を沸騰させ、その中にお皿を入れ熱湯消毒の要領で浸けますが、
目止めの場合は冷めるまでそのまま置いておきます。
面倒な場合熱湯消毒のみでも構いませんが、末永く付き合う場合
おこなった方がよいでしょう

2:その後丁寧に洗い乾燥させます。

熱湯消毒後、洗剤などでよく洗って乾燥させます。
陶器の場合表面が乾燥していても中が乾いていないことがよくあります。
カビの原因になりますのでしっかり乾燥させてください。


3:電子レンジについて

基本的に陶器全般に電子レンジの使用は可能であると思っております。
金彩などの上絵付け等が施されている陶器については、
変色や柄の消滅などの心配はございますが、
kenkenyooの陶器については上絵付けはいたしておりませんので、
そのような心配はないと思います。
ただし吸水性が高い陶器ですので、知らないうちに入っている目に見えない
ヒビなどによりレンジにかけると破損の原因になります。
お気に入りの器の使用は面倒ですがレンジ可能の容器にて温め、
陶器に盛りつけていただくことが長く付き合うことにもつながります。
できないこともないけどしないほうが良いことです。

5:食洗器の仕様

使用は可能です。
ただ、陶器は磁器よりも生地が荒く水分を吸収しやすいので
食洗機の乾燥機能を信用して見た目には乾いていても
生地に水分が残っままの収納を繰り返していると、
カビや臭気の原因となりますので、食洗機から出した後もしばらくは
自然乾燥させておくことをお勧めいたします。
また食洗器の水圧などで横にある器と当たったりこすれた場合
破損の原因になります。
ですので、隣同士の器に気を付けていただくと使用は可能となります。

最初はいろいろありますがとても楽しい「育てる器」となります
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